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お母ちゃんとの約束いっちゃんとキヨシちゃんが歩いた満州五五〇キロ
¥1,320
●10歳と6歳。姉弟二人で、… 満洲から引き揚げの実話 終戦から一年後、満州の通化から故郷の静岡までの道のりを、二人だけで引き揚げてきた幼い姉弟がいました。 「キヨシちゃんの手を絶対に離してはいけないよ」 お母ちゃんとの約束をひたすら守り続けて、10歳のいっちゃんは、6歳の弟・キヨシちゃんの手を引き、果てしなく続く中国の大地を、一歩また一歩と歩き続けたのでした。 二人の願いはただ一つ。 「お母ちゃんと会いたい! 」 しかし…… ●「死んじゃだめ。絶対に死んじゃだめ! 」 幼い姉弟の生き抜く力に涙する。 10歳と6歳。たった二人で、満洲から故郷の静岡へと引き揚げてきた70年前の事実を、80歳の「いっちゃん」が今、子供達に向けて語ってくれます。 こんな幼い姉弟が、どうやって日本にたどり着いたのか、過酷な状況は想像に難くありません。 しかし、苦難に見舞われるたび、二人はどんどん、たくましく強くなっていくのです。 「もう歩けない」と泣く弟を、「こんなところで死んじゃだめ! 」 励ましながら歩み続ける十歳の姉。 最後には、弟が姉を助けるまでにたくましく成長していくのです。
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A PROMISE TO LIVE FOR
¥1,100
※お客様へ。本書の言語は英語です。 2016年10月発刊の『お母ちゃんとの約束』英語翻訳版です。 A PROMISE TO LIVE FOR ~The story of how two small children had to trek all alone across Manchuria in 1946~ Originally published in Japanese in 2016, this English version is now available to spread Iku's inspiring story across the world. One year after World War II ended, in 1946, two young Japanese children, a sister and her brother, somehow defied the odds and survived a month long dangerous journey from the former Japanese colony of Manchuria in northeast China to their hometown in Japan. Iku was only 10 years old. She and her 6-yr. old brother traveled 340 miles on land, mostly on foot, day and night, with little food, clothing, or money while holding each other's hands. What kept them going every day? It was the promise that they made to their mother— “Never let go of each other's hand and safely return to Japan to be reunited with everyone." They simply wanted to see Mommy again. This is a true story of war, not of who's on the right side and who's on the wrong side, or who was crueler than the other, but how war impacts people everywhere, including innocent children, like Iku and her siblings. Most importantly, this book demonstrates how love, courage and determination can see us through the most difficult times. 70 years after the end of World War II, Iku finally decided to let her daughter, Izumi, tell her story to the whole world, hoping her ordeal will play a small part in contributing to world peace. All the illustrations in this book are done by Iku herself.
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唯生論 シベリア抑留の恩讐を乗り越えた音楽人生
¥1,100
死ぬよりつらいシベリア抑留、そして、戦後。94歳、現役音楽家が著書に綴ったのは「恩讐を乗り越え生きる」ということだった。 「恩讐を乗り越え生きる」 94歳、現役音楽家が初めて綴るシベリア抑留と戦後 消そうとしても消すことのできない、 人間同士が憎しみ合い、殺し合うという 残酷な体験を強いられ、 その傷痕は、勝者にも敗者にも影響を及ぼしている。 如何に生きるべきか、如何に生命を繋ぐべきか。 抑留中にベルリン・フィルから学んだ 音楽を活用して、恩讐を乗り越えた人生を 「唯生論」として伝えたいと 日夜、原稿と向き合うこととしました。 著者・田中唯介 田中唯介さん94歳。アコーディオンを抱き、弾く、語る、唄う、話す。1人4役をこなす現役の音楽家・作曲家だ。明るく飄々、陰りは微塵もない。 しかしその過去は過酷そのもの。召集令状がきたのは19歳の誕生日。戦地・満州で終戦。祖国に帰れる。「ダモイトウキョウ!」(東京への帰還)。だれもがそう信じて乗り込んだ列車だったが40日後に行き着いたのはロシアの捕虜収容所だった。 20歳からの4年間をシベリア抑留、強制労働で過ごす。死ぬよりつらい日々を送り、凍傷で3本の指を失う。帰還後もシベリア帰りは共産主義者だという偏見で仕事もなく「そりゃあ、世間を恨みましたよ」と振り返る。 そんな田中さんに生きる望みと糧を与えたのは、抑留中に同じ捕虜だったドイツ人ベルリン・フィルソリストから学んだ音楽だった。 障害の残る指でアコーディオンにしがみつくように訓練をし、やがて音楽で身を立て、「引揚友の会」の立ちあげ、「舞鶴引揚記念館」の設立、「引揚桟橋」の復元に尽力。 そんな彼が、94歳となった今、初の著書に綴ったのは「恩讐を乗り越え生きる」ということだった。 【シベリア抑留と音楽の関係は】 シベリア抑留中の音楽・文化活動は、その後の日本人に大きな影響を与えたと言われています。ロシアと日本、二つの音楽文化の相互作用の研究を進める日本学術振興会特別研究員(大東文化大学)の森谷理紗さんが、田中唯介さんに行ったインタビューの様子を巻頭に収録しています。 【著者・田中唯介(たなかゆいすけ)】 音楽家・作曲家。大正14年11月10日、兵庫県加古郡阿閇村(現、播磨町)に農家の長男として生まれる。第二次世界大戦後4年間シベリアで抑留生活を送り、飢餓、極寒、重労働と戦い、捕虜生活中、アコーディオンをドイツ人のベルリン・フィルソリストに学ぶ。 帰国後、生活のためにアコーディオン演奏活動をはじめ、各企業や自治体で音楽講師を務めた。 舞鶴市引揚記念館の建設、引揚桟橋の復元、全国引揚友の会結成に尽力。現在は同会副会長を務める。作曲家として数多くの作品を発表し、平成30年、日本作曲家協会功労賞受賞。 94歳の現在も、戦争・抑留・引揚の哀歓のドラマをアコーディンで弾き・語り・唄い、そしてトークと、一人4役をこなす現役の演奏家として全国を飛び回っている。 田中音楽堂:兵庫県高砂市高砂町栄町318-5 TEL/FAX:0794-42-0913 【書籍基本情報】 書名:唯生論 シベリア抑留の恩讐を乗り越えた音楽人生 著者:田中唯介 発売日:2019年8月21日 定価:1,000円(税別) 版型:A5 ページ数:120ページ 本文色:1色 ISBN:9784295403371 Cコード:0095 発行:株式会社ペンコム 発売:株式会社インプレス