明石市内の秋祭りを盛り上げる布団太鼓(祭礼屋台)などをまとめた記録冊子『明石の布団太鼓−布団太鼓・だんじり・獅子舞−』。市民らでつくる「布団太鼓プロジェクト」が文化遺産を生かした地域活性化事業として、文化庁の補助を受けて制作したもの。
(毎日新聞地方版20150605より)
布団太鼓は播磨・淡路地域などで担がれる大型の太鼓台。かつては明石市周辺に約100台があったが、空襲による焼失や地域の少子高齢化で減少し、今では約40台しか残っていない。王子校区連合自治会長の藤本庸文(つねふみ)さん(65)らが「このままでは地域の伝統文化が消えてしまう」と危機感を抱いて保存・調査に向けたプロジェクトをスタート。秋祭りでの撮影を重ね制作した。