2025/06/05 16:09
江戸初期という時代に、なぜ『源氏物語』の記憶が石に刻まれたのか?

古典文学『源氏物語』にちなんだ石碑・モニュメントが、しかも江戸初期に建立された例は極めて異例です。
著者・義根益美(よしもと ますみ)氏は、文献や石碑、地図を精緻に読み解き、「明石入道の碑」建立者である5代明石城主・松平忠国(まつだいら ただくに)の人物像や、刻まれた歌に込められた意図に迫ります。
『源氏物語』を知らなくても大丈夫。
物語と史実のはざまに生まれた謎を追いながら、読者を江戸時代の明石藩領を歩くかのような体験へといざないます。