初めて同じ思いの人たちの声を聞くことができたという嬉しい気持ちにもなりました
「心の病気を持つ人が一番辛いという観点の本はあるのに、何故一緒に生活している人の思いを綴った本は無いのだろう。
家族だって泣きたいほど辛いのにとずっと思っていたところにこの本に出会いました。
私よりずっと大変な思いをしておられる人の体験談は泣かずに読めませんでした。そして初めて同じ思いの人たちの声を聞くことができたという嬉しい気持ちにもなりました。
定年後、双極性障害を発病した夫と生きています。
今は以前のようには戻らないまでも躁状態にならずに生活できていますが、調子の良い日は多くはありません。長くつき合わなければならない病気だと腹をくくるしかありません。私は仕事をしながら一定の距離を置いていますので今のところ煮詰まらずに済んでいます。
不安は多いですが一日一日を明るく生きていこうと思っています。
著者の蔭山先生の言葉が温かくてまた泣いてしまいました。
この本を作っていただきありがとうございました。