2019年11月11日付けの『読売新聞の医療・健康・介護サイト ヨミドクター 本ヨミドク堂』で、「静かなる変革者たち 精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り 」(横山恵子、蔭山正子、こどもぴあ・編著、ペンコム・刊、インプレス・販売)をご紹介頂きました。
精神障害のある親に育てられた人たちは、傷つき孤立した子ども時代を送っただけでなく、成人してからも生きづらさを抱えているケースが多い。そうした人たちが集い、支え合う「精神疾患の親をもつ子どもの会(こどもぴあ)」のメンバー4人が、自らの成育歴を振り返り、思いを語り合ったのが本書だ。
4人は成人後、看護師や社会福祉士などの支援職に就いている。話し合われたことの一つに、「家族は支援者にはなれない。支援者は家族にはなれない」ということがある。精神障害のある当事者だけでなく、家族にも支援の手を伸ばす必要がある。「子どもたち」の心の中を知ることが、そのヒントになる。
『静かなる変革者たち』 横山恵子、蔭山正子、こどもぴあ編著 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)
●編集者よりみなさまへ
「精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた4人の子どもたち」が、これまでの体験手記と、それらの内容をさらに深めるための座談会で、彼らだからこそ知った気付きを語っています。
子どもたちの「魂の声」を、1人でも多くの方に聴いて頂きたいです。
(編集者 増田幸美)