2019/06/15 11:38
明石・子午線上の出版社ペンコムなので、時の記念日にどん!
6/10は「時の記念日」
明石では、「子午線のまち明石」をキーワードに、明石の元気を全国に発信する有志の団体「明石・時感動推進会議」が中心となって、時のおまつり「時のウイーク」を開催中です。
明日、6/16(日)はメインデー。明石公園で、ほっこり楽しいイベントが盛大に開催されます。
ということで、東経135度 子午線上の出版社ペンコムから『あかし本 時のまちを創る 海のまちに生きる』をご紹介。第1章の「時のまちを創る」編を無料公開します!! 6/16までの限定公開だよ。
「時」って知らないことばかり
Q)突然すみません。そもそも、「時の記念日」ってなに?
とっても身近な「時間」のこと、実は知らないことばかり。
子午線上の町は、明石だけじゃないんだよ。
1920年に大阪で開かれた「時博覧会」で公募された歌詞「尊い寶」と楽譜がみつかってね、中学校の音楽の先生にピアノで演奏してもらって、明石市立天文科学館で再現したんだよ。
Q)知らないことばかり!
ペンコム)そうでしょ!
だから読んでね、『あかし本』「明石愛」がぎゅっとつまってまっせ。
すべては熱さに触れたことから始まった。
2014年5月、「時」や「子午線」について熱弁を振るう明石市立天文科学館の学芸員に惹かれた。目に見えないものなのに、そんなに意義深く、多面性のある存在なのかと興味が沸いた。「時の記念日(6月10日)に合わせて、子午線の連載をやります」とその場で宣言した。子午線が魅力的な人や楽しい出来事をたくさん引き寄せてくれた。
2016年1月1日、海の連載を開始した。「海」や「魚」についてぶつかり合いながら議論する漁師たちに惚れ、「その思い、多くの人に伝えなあかんと思います。私に書かせてください」と直訴した。明石らしい素材を軸に、漁業だけでなく流通や調理、教育、環境なども意識してまとめた。1年かけ、最後は組合長の座談会で締めた。
明石を象徴する「時」と「海」を追うことは、まちの魅力を感じていくことでもあった。自然とどんどん好きになっていき、誇るような気持ちを抱くようになった。
2013年3月から2017年2月まで4年間、神戸新聞明石総局に在籍した。その間に手がけた「トキのまち明石から」「ウミのまち明石から」の連載2シリーズと、凧を揚げて撮影した写真を載せた月1連載「バードアイ空遊記」が、書籍になる機会をいただいた。
あらためて読み返してみると、出会った方々の姿、言葉、風景、たくさんの出来事が思い浮かんでくる。皆様のおかげで連載を書き上げることができたこと、この場を借りて深く御礼申し上げたい。
この本には、「明石愛」が詰まっている。愛の証(あかし)、一人でも、少しでも、分かち合えたら幸いだ。
2017年6月
神戸新聞記者 金山成美
『あかし本』 時のまちを創る・編 「時の記念日」(6/10)に合わせて無料公開。6/16まで
下記をクリックしてご覧ください。
『あかし本 時のまちを創る 海のまちに生きる』時のまちを創る・編 無料公開ページ